【楽しく読書記録】読んだを本をグラフィックレコーディングでまとめてみよう!

・読んだ本の内容をすぐ忘れてしまう
・もっと楽しく本を記録できないかな

今回はこれらの悩みを解決する方法を用意しました。
実は、読書に「グラフィックレコーディング」を活用することで解決できてしまいます。

筆者は年間で100冊ほどの本を読みますが、グラフィックレコーディングでまとめるように
なってから読書がさらに楽しく、記憶が定着するようになりました。

この記事を読み終わると、読書をさらに楽しく、記憶に残るものへと変えることができるようになります。

グラフィックレコーディングとは

出典:会議の「伝わらない!」を可視化で解決。描いて語るグラフィックレコーディング | フルスイング – DeNA

グラフィックレコーディングとは上の画像のように文字だけでなく、図や絵を使って議論をまとめることを言います。
もともと会議などの場で議論を可視化して記録する手段として生まれました。

議論を可視化することで、パッと見て内容をすぐ把握することができます。
参加者の理解が深まり、議論が活発になるというメリットがあります。
筆者はこれを読書にも適用できないか?と考えました。

グラフィックレコーディングで読書をまとめることのメリット

グラフィックレコーディングで読書をまとめることのメリットは次の3つです。

 構造化しながら読めるので理解が深まる
 昔に読んだ本もパッと見てすぐに思い出せる
 本の内容を他の人に、すぐに分かりやすく伝えられる

まず一つ目ですが、グラフィックに図や絵でまとめるためには嫌でも本を構造的に理解する必要があります。


ゆうすけ

構造的な理解って何?


構造的な理解とは、5W1H(Why, What, Why, When, Where, How)を明確にするということです。
この構造的理解が読書の理解を助けてくれます。

一つ目のメリットは二つ目のメリットにもつながっています。
構造的に図や絵で可視化してまとめることで、昔に読んだ本もグラフィックレコーディングを見ることですぐに思い出すことができます。

三つ目のメリットは本の内容を他の人に伝えるときに、グラフィックレコーディングでまとめたものを見せれば一発で終わります。
本を読んで人に何か行動してほしいときに威力を発揮します。

読書をグラフィックレコーディングでまとめる具体的な方法

まずはイメージを掴むために、読書をグラフィックレコーディングでまとめた完成図を見てみましょう。
下図は「成功はランダムにやってくる」という本の内容をまとめたものです。

このグラフィックレコーディングをしたのは1年ほど前になりますが、内容は今も記憶に残っています。
また、今後忘れたとしてもこの画像を見ることですぐに思い出せるでしょう。

このようなまとめを作るために必要なポイントを一つずつ解説していきます。


グラフィックレコーディングの全体の構成と作成手順

グラフィックレコーディングでは「見て瞬時に内容を理解できる」ことが重要です。
そのために全体の構成は下記のようなシンプルなものになっています。

  • 本のタイトル
  • トピック(キーワード+サマリー)
  • ストーリー(トピックがどう繋がるか)

図解すると下記のようになります。


手順1:本のタイトルを書こう

まずは一番上の目立つところに大きく本のタイトルを書きましょう。
強調したい言葉の色を変えると、よりポイントが分かりやすくなります。

タイトルを書いたら、その隣にタイトルを一言で表す絵を添えます。
グラフィックレコーディングでは、この絵が重要な役割を果たします。
なぜなら文章を一つの絵で表すには、その文章を構造的に理解することが必要だからです。

構造的な理解とは、5W1Hを明確にするということです。この5W1Hを絵にするのです。
絵の表現方法はあとで解説しますので、一旦無視して頂いて大丈夫です。


手順2:トピック(キーワード+サマリー)を書き出していこう

本を読み進める中で出てきた重要なキーワードと、そのサマリー文を書き出していきます。
キーワードに相当する言葉が本に記載されていない場合でも、自分でキーワードを付けるようにしてください。
キーワードを設定することで、要点を考えながら本を読むことができ、理解が深まります。
後で見返すときも、キーワードがフックとなって内容を瞬時に思い出すことができます。

キーワードを書いたら、そのサマリー文を書いていきましょう。
サマリー文は2~3行でおさめるようにしてください。長すぎると頭に定着しません。
最後にキーワードを表す絵を添えて、そのトピックは終了です。


手順3:トピック同士をつなげてストーリーにしよう

トピックをいくつか書き出せたら、

例では話の展開を順番で表すように矢印で繋げましたが、樹形図のようにまとめることも可能です。
ここは本全体の構成に応じて自分で工夫してみて下さい。


タイトルやキーワードを表す絵を挿入しよう

グラフィックレコーディングの肝であり、最もハードルが高いのが絵の挿入です。
まずはものや人を簡単なアイコンで書けるようになりましょう。
基本的なアイコンは下記サイトで確認することができます。
アイコンの参考https://goodpatch.com/blog/graphic-recording-study-group

次は簡単なアイコンを使ってタイトルやキーワードを表現してみましょう。

タイトル、キーワードを構造的に理解しよう

絵で表現したい文が5W1Hで表すとどうなるか考えてみましょう。

  • Who(誰)がWhat(何)をしている?
  • Where(どこの)範囲の話なのか?
  • When(いつ)何があったか?
  • How much(どれくらい)の差があるのか?

「成功はランダムにやってくる」の例で言うと、Who「サラリーマン」がWhat「閃いている」
ということを絵で表現しています。
慣れないうちはいきなり絵を描き出そうとせずに、まずは構造的理解をしたうえで絵を描いてみるようにしてください。


グラフィックレコーディングのまとめ

最後に今回の記事の内容をまとめておきましょう。
グラフィックレコーディングで読書を記録するメリットと方法は下記の通り。

  • グラフィックレコーディングをすることで読書の理解を深め、内容を思い出しやすくなる
  • 具体的な手順は、本のタイトル、トピック(キーワード+サマリー)、ストーリーを表現する
  • タイトル、キーワードを表す簡単な絵を添える
  • 絵を描くときは構造的な理解をする

下記にグラフィックレコーディングを勉強する時のおすすめ本を載せておきます。

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