【書評・要約】投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント


悩む人

最近インデックス投資を始めました。


悩む人

自分の投資方法にいまいち自信が持てない


悩む人

最善の方法に従って投資をしたい


上記のように「インデックス投資の最善策が知りたい人」に向けて書いています。


世の中にはあまたのインデックス投資本が出版されています。
それらの本をまとめると、結局どんな投資方法が良いの?

そう思う方は多いのではないでしょうか。

本書はインデックス投資家ではその名を知らぬものがいない「バートン・マルキール」「チャールズ・エリス」2人による合作です。
彼らの著書である「ウォール街のランダムウォーカー」「敗者のゲーム」はあまりにも有名です。

そんな2人がタッグを組んで本書「投資の大原則」を作り上げました。
大げさでもなく、この本に従ってインデックス投資をするだけで長期的に大きな資産を築くことができると言います。


この記事を読んで分かること

・インデックス投資の正しい方法

・暴落時は何をしたら良いか


これだけ!インデックス投資の正しい方法

インデックス投資の正しい方法は下記の通りです。

・分散投資
・リバランス
・定期定額積み立て投資
・手数料の安いインデックスファンド

これだけだと、正直拍子抜けしてしまうほど簡単な内容ですね。
ですが、これが最もシンプルかつ最大の投資成果を上げる方法だと筆者らは語ります。

今回の記事ではそれぞれの項目について、ポイントを解説していきます。

分散投資

分散投資は基本中の基本です。
分散投資をすることで暴落時に資産の減りを緩和することができます。
ポイントはできるだけ違う動きをする資産を組み合わせて保有することです。

本書で挙げられている資産としては次のようなものがあります。

・株式(米国、先進国、新興国)
・債券
・金(コモディティ)
・不動産

株式の地域分散だけでなく、株式以外の資産を持つことも心掛けましょう。
バートン・マルキールの推奨する資産配分は次の通りです。
ただしモデル年齢は50歳なので、若い方はもう少し株式比率を高めても良いです。

この分散ポートフォリオが凄いところは、リーマンショック後の失われた10年(米国株式は10年横這い)でも、約2倍の投資成果を上げたところです。(ただしリバランスをした前提です。リバランスについては後述します。)

米国株33%
米国以外の先進国17%
新興国株17%
債券33%

また米国株に投資する場合、S&P500やNASDAQといった指数に投資するのは対象が狭いと彼らは言います。
米国に投資するのであれば、全米の株式を対象にするのが良いと言います。

全米株式は米国ETFで購入でき、バンガード社の提供するVTIがそれにあたります。


リバランス

リバランスとは、自分の資産の配分比率を予め決めた比率に戻すことです。
それぞれの資産は別々に動くので、購入当初の比率からはだんだんと変化していきます。
それをもとの比率に戻すのです。

例えば株式50%、債券50%を予め決めた比率としましょう。
1年後、株式が50%上がって債権が50%下がり、比率が株式75%、債券25%になったとしましょう。

リバランスをすると株式25%分を売って、債券25%分を買うことになります。
また株式を売らずに債券50%分買っても良いです。

リバランスをすることで割安である債券を自動的に購入することになるのです。
これが長期的に見て投資の成果を押し上げることになります。

年1度で十分なのでリバランスはするようにしましょう。


定期定額積み立て投資

これはドル・コスト平均法とも呼ばれる手法です。
毎月、毎週など、定期的に定額資産を購入していく方法です。

これを実施することで、資産が高いときは少ない量を、資産が安いときには多くの量を仕込むことが出来ます。
ポイントは急落したときにこの方法を辞めずに継続することです。

辞めると割安で株を仕込む絶好の機会を逃してしまうからです。


手数料の安いインデックスファンド

インデックスファンドを選ぶ際の注意点です。
ファンドを選ぶ際はできるだけ手数料の安いものを選びましょう。

現在、購入時の手数料は無料のノーロード型のものが増えていますが、信託報酬については高いものは高いです。
信託報酬は年1度そのパーセンテージだけ報酬として徴収されます。

信託報酬分だけ年率リターンが下がると考えて下さい。
例えば、年間7%のリターンを得られるファンドであっても信託報酬が2%の場合、その実質年間リターンは5%です。


ゆうすけ

そう考えると大きいな。。


ぜひ信託報酬にも注目してください。



インデックス投資家が暴落時に取るべき行動

インデックス投資家が株式暴落時に取るべき行動を説明します。
21世紀に入って最初の10年は「失われた10年」と呼ばれました。
21世紀初頭、インターネットバブルがはじけ相場が半分になり、回復してきた2008年にはリーマンショックがあり再び半分に下落しました。

2010年末のS&P500指数は2000年1月を下回っていたのです。


ゆうすけ

まさに失われた10年ですね。。


このような状況でも利益を上げる方法が存在します。
結論から言うと、それは「ドル・コスト平均法を継続すること」です。


ドル・コスト平均法にとって市場変動はチャンス

ドル・コスト平均法を実施する投資家にとって、株式市場の絶え間ない上昇下落はむしろチャンスになります。
先述したように、株式の下落局面では多くの資産を買い込むことができるからです。

やはりポイントは下落局面でもドルコスト平均法を継続することです。


ゆうすけ

具体的な例がしりたい。


ここで本書のシミュレーションを紹介します。

条件1
・史上最高値を付けた2000年1月に投資をスタート。
・毎年1月に1000ドルを投資することを10年継続。(合計投資額は10000ドル)
・配当は再投資する

条件2
・史上最高値を付けた2000年1月にS&P500指数を10000ドル分一括購入。

結果は条件1が約13000ドルになったのに対し、条件2は約9000ドルになりました。
このように、長期の下落相場でもドル・コスト平均法を継続することで利益を上げることができたのです。


分散投資&リバランスをすることでリターンはさらに増える

ドル・コスト平均法に加えて分散投資を実施することで、失われた10年でも利益を増やすことができました。
株式相場の下落時にはほとんどの株式が下落するとはいえ、国別の市場リターンは明らかに差が出ます。

2009年までの10年間、米国株式は上述したように低迷を続けましたが、この間、新興国株式の年率平均リターンは10%です。
ポートフォリオの中に新興国株を入れていれば利益はさらに増えたはずです。

またリバランスも効果を発揮します。
株式60%債券40%のポートフォリオを組んでいて2000年1月には株式相場が上がったことで株式75%債券25%になっていたとします。
リバランスのルールに従えば株を一部売って債券を購入することになります。

そこから2003年に株式暴落が発生します。
このときは債権比率が55%まで上がっていました。
同様にリバランスをして債権を売り、株式を買います。

多くの人は市場が活況で天井に近づいたときに買い、最悪のときに売るものです。
リバランスはその反対の行動をするための指針になります。

分散投資、リバランスを全て実践することで投資成果はどうなるか。
それが上述したバートン・マルキールのポートフォリオの例です。

33%米国株、17%米国以外の先進国株、17%新興国株、33%債券という分散をして毎年リバランスをしたとします。
すると、失われた10年においてもポートフォリオは約2倍となったのです。


まとめ:投資の大原則

ここまでの内容をまとめます。


インデックス投資で資産形成するポイント

・分散投資

・定期的にリバランスをする

・定期定額で積み立て投資をする

・手数料はなるべき抑える


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