【HSP】繊細で周りを気にしすぎる人が気持ちよく働く方法

今回は繊細で周りを気にしすぎる人が、職場で気持ちよく働くための方法を解説します。
次の項目に一つでも当てはまれば、必ずお役に立てる記事ですので是非最後まで見ていってください。

  • 職場での自分の評価がすごく気になる
  • 上司がイライラしていると自分が原因ではないかと考えてしまう
  • メールを打つたびに何度も推敲してしまい、結局出さずに終わったことがある
  • 報告するときは材料を集めて完成度を高めてからでないと不安

これらに当てはまる方はHSP(Highly Sensitive Person)の可能性があります。
HSPとは非常に感受性が強く、敏感な気質を持つ人のことを言います。
HSPの方は様々な人がいる職場では特にストレスを感じやすいです。

でも、この記事で紹介する方法を実践すると職場で気持ちが楽になるはずです。

筆者自身、極度のHSPであり職場では毎日相当のストレスを抱えていました。
HSP診断なるものを実施すると、たいてい100点満点でHSPと診断されていました。。。

色々な本を読んで、実践してみて効果の高かったものを厳選して紹介させて頂きます。
よくありがちな「環境を変えろ」とか実践しづらいものは排除していますので安心してください。

この記事を読むことでHSPの方の気持ちが少しでも楽になれば良いなと思います。

HSPの人は仕事の面でどういう特徴があるのか

HSPの人は主に次のような特徴があります。
HSPの特徴を知ることは対処法を知ることに繋がります。

①情報を読み取りすぎる

誰かが何気なく言った一言にも様々な意味を見出そうとしてしまいます。
言葉の裏に何か意味があるのではないか?自分が原因なのではないか?と気になり必死に考えます。
この妄想が始まると、不安で他のことが手につかなくなってしまうこともあります。
感情が大きく左右される毎日なので、仕事ではいつも疲れ果ててしまうことが多い傾向にあります。

②自己肯定感が低い、不安症

HSPの人は他人に共感しやすく、人の気持ちに立って考えることができる優しさを持っています。
何か問題があっても、きっと事情があったんだろうと考え、他人を責めるようなことはしません。
ここまでなら良いのですが、それが極端に強いために問題の原因が自分にあるのではないか
とすら考えてしまうことがあります。
その結果、自責の念が強くなり自己肯定感が低くなってしまいます。

また上記理由で不安を抱えやすく、休日の日にも仕事のことを考えては気持ちが暗くなりがちです。

③アウトプットに完璧を求めすぎる

自分のアウトプットに対しても細かなところを気にして何度も修正をしてしまいます。
「上司が読んだらここを指摘しそうだから、その材料をもう少し集めよう」
「他部署の人から見ると説明不足だからもう少し説明を加えよう」
という想定を何度も繰り返すうちに提出が遅れてしまったり、ときには出さずに終わってしまうこともあります。

想定をすること自体は何も問題はないのですが、他人の立場で考えすぎるので、
過剰に完璧を求めて推敲をしてしまう傾向があります。

④マルチタスクになるとパニックになる

一つの仕事を細部までこだわってじっくり進めたいHSPの人にとって、マルチタスクは天敵です。
仕事の一つ一つを丁寧にこなす傾向があるため、複数の仕事が降ってくると対応できないという
気持ちが勝り、軽いパニックになります。

HSPの人が気持ちよく仕事をするための方法

極度のHSPである私が、実際に仕事の場で試してみて効果のあった方法を3つ紹介します。
どれもすぐに実践できるものなので参考にしてみて下さい。

自分の得意分野を伸ばして自己肯定感を高めよう

HSPの人が自己肯定感を高めるのは非常に難しいです。
「根拠なき自信を持て」などといった精神論的なアドバイスはHSPの人には無意味です。
これは持論ですが、HSPの人は事実をもとに解釈しないとなかなか納得できません。
従って、自己肯定感を高めるには事実として何か強いバックボーン、強みが必要です。

HSPの人はその繊細さゆえに必ず強みを持っています。
強みとしては次のようなものが考えられます。

  • 細かいところにも気が回るので、大きなミスがなく手戻りが少ない
  • 人の感情をくみ取って仕事ができるので、調整役をうまくこなせる
  • 人の立場に立って考えられるので、分かりやすい資料が作れる
  • 一つのことを突き詰めて考えられるため、スペシャリストに向いている

今はまだ明確に表れていない人は、とにかく自分の強みを育てるようにしてください。
ついつい人と比べて弱みに目が行きがちですが、極端な話、弱みはそのままでも良いです。
ぜひ強みを明確にして強いバックボーンを育てていってください。
必ず自己肯定感が付いてきます。

では、具体的に強みを育てるには何をしたら良いでしょうか?

私が実践しているのは、「知識と経験の蓄積」をしつつ「仕事のマニュアルを作る」ということです。
私は何か学んだことは必ずノートもしくはExcelなどにまとめています。
今担当している仕事で身に付けたノウハウ、知識を蓄積するのです。
そしてそれがある程度溜まったら、その担当業務のマニュアルを作ります。
マニュアルを作れるということは、それは相当な強みになっているはずです。

マニュアルを作ることのメリットとして、自分の強みを周りにも認識させることができる点があります。
初めてその仕事をする人にとって、マニュアルは喉から手が出るくらい欲しいものです。
そこであなたの作ったマニュアルを提供してあげれば、相手はあなたのことを専門家として認めてくれます。

他人から認められることは、そのままあなたの自己肯定感に繋がります。
HSPの人は遠慮して自己アピールをあまりしない傾向にあります。
マニュアルを作って自然とアピールする方法は、かなりおすすめの方法です。

仕事をTo Do化しよう

HSPの人は仕事が次々と降ってくると軽いパニックになります。
(HSPの人に限った話ではないですが、特にその傾向が強く出るという意味です)
ここではその対処法を説明します。

仕事が降ってくるとなぜパニックになるのでしょう?
それは見えない不安に押しつぶされそうになるからです。

その対処法は簡単で、見えない不安を見えるものにしてしまえばよいのです。
具体的には、仕事をTo Doリストレベルまで細分化するのです。

例えば、「課長に新製品の企画を提案する」という仕事をTo Do化すると次のようになります。

  • 現行製品の昨年度の売上を調べて表にまとめる
  • 他社製品の売上を調べて表にまとめる
  • 顧客アンケートの集計結果を一覧に
  • アンケートから見えてきた当社の訴求軸を○○さんと相談する
  • 製品のリリースタイミングを設計に相談する
  • 資料にまとめる
  • 課長に報告する日程を押さえる

To Do化ではできるだけ何も考えなくても行動できるまで細分化することを意識してください。
このようにTo Do化して書き出すことで、するべきことが明確になり不安はかなり軽減するはずです。

私の場合はTo Do化したリストを「Sticky Note」などでデスクトップに貼り付けています。

「とりあえず」で提出する

自分のアウトプットを何度も推敲してしまうHSPの方におすすめなのが、「とりあえず」提出する、という意識です。
私は実際、課長から求められた資料を何度も推敲して、やっとの思いで提出していました。

いざ提出してみると、あれだけ時間をかけたのにいろいろ指摘されて凹むということも良くありました。
しかも時間をかけた部分ではなく、別の部分の指摘がほとんど。。
つまり時間をかけた部分はほとんど成果に結びつかなかったのです。

この経験から学んだのは、時間をかけようがかけまいが、資料のできはそこまで大差ないということです。
これはあくまで自分の場合という側面が強いのかもしれませんが、
あなたがこだわる部分は、実は他の人からしたらどうでも良いなんてことがよくあるのです。

ですから、「とりあえず」の気持ちで早めに提出してみることをおすすめします。
突っ込みを食らうこともあるかもしれませんが、自分のなかで逡巡を繰り返すよりは、
ササッと見せてしまって、そこから指摘を貰った方がはるかに有意義です。

といいつつ、それがHSPの人にとってどれだけ難しいかは、私が良く理解してます。
しかしここだけは慣れるしかありません。
私もはじめ、「とりあえず」で提出した後はドキドキでした。

しかし数回これを繰り返しているうちに、もうなんか吹っ切れてきます笑。
あなたもぜひ一歩踏み出してみて下さい。

「とりあえず」の完成度を高める方法だけ最後に解説しておきます。
資料作り等で「とりあえず」の完成度をできるだけ高くするには、「0秒思考」のメモ書きがおすすめです。
これは有名な本なので知っている方もいると思いますが、1分間であるテーマについて箇条書きで
なるべく多く項目を書いていくというメモ書きトレーニングです。
時間を縛って頭をフル回転させるので、自然とアウトプットが早く濃くなっていきます。

私は毎朝このトレーニングをするようになって、成果が出てきています。

まとめ:HSPの人が気持ちよく働く方法

最後に、今回の内容をおさらいしておきましょう。
HSPの人が気持ちよく働くには、次の点を意識してみて下さい。

  • 自分の得意を伸ばして自己肯定感を高める(マニュアルを作れるようになろう!)
  • 仕事をTo Do化してみよう
  • 「とりあえず」で提出してみよう

少しでも参考になれば幸いです。
それではまた。最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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