株の空売りの仕組みと失敗しない方法を解説!
株の空売りでお金を稼いでみたい!
空売りの仕組みを分かりやすく知りたい!
空売りで失敗しない方法を知りたい!
この記事は上記のような方のために書きました。
2021年10月日の現在、米金利の上昇懸念からいつ暴落が起こってもおかしくありません。
まさに空売りで儲けるには絶好の機会が到来しています。
ぜひ空売りの仕組みと儲ける方法を身に付けて空売りに挑戦してみて下さい。
・株の空売りの仕組み
・空売りで儲ける方法
・空売りをするときの注意点
空売りの次のステップ
目次
株の空売りの仕組み
空売りを一言でいうと、「株を高いときに売って、安いときに買い戻すことで儲ける方法」です。
株を持っていない状態でどうやって売るの?
そう思われる方も多いと思います。
まず初めに売りに入る株は証券会社から借りることになります。
証券会社から借りて売りから入ることを「新規信用売り」と言ったりします。
借りた株は後で返さなくてはいけませんから、後で「信用返済買い」を行います。
つまり株価が高いときに「新規信用売り」を行い、暴落して安くなったタイミングで「信用返済買い」を入れることで、その差額が利益となるのです。
儲かるとき:「新規信用売りの金額」 > 「信用返済買いの金額」 のとき
損する時 :「新規信用売りの金額」 < 「信用返済買いの金額」 のとき
どうやって株の暴落を予想するか
株価が下がる前に売って、暴落したら買い戻しを行えばよいことは分かりました。
ではどうやってその暴落を予想するか?という疑問が出てきます。
これには下記のようにいくつか指標があるので解説します。
・RSIから予測する
・空売り比率から予測する
・チャートのギャップダウンから予測する
※空売りは全ての銘柄でできるわけではなく、「貸借」と記載のある銘柄でのみ実施できます。
RSIから予測する
RSIは銘柄の買われすぎ、売られすぎを測る指標です。
一般的にRSIが80をくらいになると買われすぎ、20%を下回ると売られすぎと言われます。
銘柄の下落を予測する使い方としてはRSIの傾きに注目する方法が有効です。
RSIが右肩下がりの時は株価も右肩下がりとなる傾向が強いです。
特にRSIが弱気ラインの40を上から下に抜けたときはさらに下落が続く公算が高いと言えます。
下の図はある銘柄の日足チャート(上段)とRSI(下段)になります。
RSIが40を上から下に抜けたのに従って株価も大きく下落していることが分かります。
このようにRSIはそのときのトレンドを知る大きな手掛かりになります。
・RSIが80にタッチすると買われすぎで下落する可能性が高い
・RSIが40を上から下に抜けるとさらに下落する可能性が高い
空売り比率から予測する
空売り比率とは1日や1か月の出来高のうち、空売りされたまま決済されていない株がどれだけあるかという比率です。
空売り比率が大きいほど空売りされたままの株が多いので、近いうちに買い戻し=株の上昇圧力となる確率が高いです。
逆にこの比率が低いほど空売りされたままの株がほとんどないことを表し、下落の余地が大きいことを示します。
一般的に50%を超えてくると買い戻しの圧力が出てくるので、こういうときは空売りは避けた方が良いと思います。
逆に30%を切ると空売りに対する安全性は増すと言えます。
・空売り比率が30%をきれば空売りに対する安全性は高い
・空売り比率が50%を超えると空売りは危険
チャートのギャップダウンから予測する
ギャップダウンとは日足チャートのローソク足の中で空白になっている部分のことを言います。
別の言葉で「窓」と言われたりします。
このギャップダウンが発生しているということは前日とその日で株価が急降下したことを示します。
何かとんでもない悪材料が出た場合によく発生します。
このギャップダウンが発生すると投資家心理としてその後も株価の下落が続く公算が高く、絶好の売り場となるのです。
空売りをするときの注意点
空売りを仕掛けるときの重要な注意点をお伝えしておきます。
少し大げさに言うと、「利益は限定的、損失は無限大」になることに注意してください。
空売りの最大利益は株価がゼロになることで得られます。
それに対し損失は、株価が上がり続ける限りリミットがありません。
意に反して上がり続けたらと思うとゾっとしますね。
実際は大きく上がりすぎた場合は強制的に取引がストップするので多少限定的にはなりますが、連日暴騰が続くと損があっという間に膨らみます。
空売りをするときは絶対に放置せずに日々株価をチェックするようにしてください。
空売りの次のステップ
空売り以外にも暴落で儲ける方法が存在するので紹介しておきます。
これらは短期間で大きな利益を稼げる方法ですが、一方でリスクも大きくなりますから許容リスクの範囲内で投資をしてください。
ベア型のETF(リスク★)
ベア型のベアとは熊のことです。
熊は手を振り下ろす動作をするので、相場が下がっているときに価格が上がるETFをベア型と言います。
(ベア型の類義語でブル型という言葉があり、こちらは通常の相場が上がっているときに価格が上がるもののことを言います)
代表的なものに「日経平均ベア2倍上場投信」があります。
これは日経平均が10%下がると価格が約20%上がるETFになります。
日経平均だけでなく、S&P500など様々なベア型ETFがあるので使い分けてみて下さい。
CFD(リスク★★)
CFDとは差金決済取引のことを言います。
差金決済というのは取引開始から終了までに発生した差額分を決済する取引のことを言います。
100万円の銘柄を買う際、通常だと100万円を用意しなければなりません。
しかしCFDは証拠金さえ用意すれば基本的に取引開始時点で資金を用意する必要はありません。
取引開始時点での銘柄が100万円で、その後110万円になったとします。
ここで取引終了とする場合、差額の10万円が利益として振り込まれます。
逆に100万円が90万円になってしまったら、差額の10万円が損失として請求されます。
CFDも暴落時に稼げるの?
CFDも買いだけでなく売りからも入ることができるので、空売り同様、暴落時にお金を稼ぐことができます。
CFDは小さい資金でもレバレッジを効かせつつ、暴落でも大きな利益を出すことができます。
暴落時にお金を稼ぐ手段として最もオススメの手段となります。
先物(リスク★★★)
先物はCFDよりさらにレバレッジを効かせて利益を狙うことができます。
しかし注意点は「限月」という考え方があって、決済する日に指定があります。
投資の経験がかなりお持ちの方以外にはあまりオススメしません。
株の暴落で儲ける方法のまとめ
最後に今回の内容をおさらいしておきます。
- 株の暴落時には空売りで儲けよう
- 暴落は「RSI」「空売り比率」「ギャップダウン」で予想できる
- 暴落で儲ける方法には「ベア型ETF」「CFD」「先物」がある