「働きたくない」は甘えではない。気持ちを楽にする方法を教えます。
仕事がつらい、働きたくない
働きたくないって甘えなのかな?
上記のように「働きたくない」=甘えなのかな?と考えている人に向けて書いています。
結論、「働きたくない」は甘えではなく、正しい反応なのです。
この記事では、あなたが「働きたくない」と感じる理由を明確にしたうえで、気持ちを楽にする方法を紹介します。
私もブラック企業で毎日我慢しながら仕事を続けていました。
この記事の方法を試したことで今ではかなり気持ちが楽になりました。
・「働きたくない」は甘えではない理由
・「働きたくない」毎日から解放される方法
目次
「働きたくない」を甘えだと感じやすい性格
「働きたくない」を甘えだと感じてしまいやすい人は次のような特徴があります。
・責任感が強くまじめな人
・人当たりが良く、何でも仕事を引き受けてしまう人
・部下がいる人
これらの人はいわゆる「仕事ができる人」です。
仕事ができる人の元には当然多くの仕事が降ってくるため常に多忙です。
加えてもともと責任感が強かったり、部下がいたりすると「働きたくない」という感情はただの甘えだから捨てなければ!
といったように自分を追い込んでしまうケースがよくあります。
しかし「働きたくない」は決して甘えではなく正しい反応です。
大事なのは自分の感情に蓋をせず向き合い、正しい対処法を身に付けることです。
「働きたくない」が甘えではない理由
「働きたくない」と感じるのは甘えではなく正しい反応だと言える理由を解説します。
そもそも日本の労働環境はハードです
「働きたくない」と感じるのが正しい理由のひとつ目に、そもそも日本の労働環境がハードという問題があります。
・下がり続ける雇用賃金
・労働時間が長い
・パートナーシップ型雇用が多くマルチタスクを強いられる
下がり続ける雇用賃金
下記グラフはOECD(経済協力開発機構)が調査した1999年から2011年までの単位労働コストです。
これを見ると、日本だけ20年間ずっと雇用賃金が下落基調であることが分かります。
これだけ給料が右肩下がりであれば、働く意欲も低下して当然です。
労働時間が長く、自分の時間がない
長時間労働は多くの人が抱えている問題です。
企業側としては多く人を雇って対応しようとすると当然コストがかかりますから、今いる社員をできる限り使って対応しようとします。
結果長時間労働はいつまでたってもなくならないのです。
夜遅くまで働き、帰宅してご飯を食べて風呂に入ったらもう11時過ぎ。
明日も朝が早いしもう寝よう。
休日は平日の疲れを癒すためベッドから出られない。
そして気づいたらもう日曜の夜。
労働時間が長いことで、自分時間がほとんどなくなってしまいます。
こんな生活を何年も続けていたら「働きたくない」と思うのは当然です。
パートナーシップ型雇用が多くマルチタスクを強いられる
日本の雇用形態は人に仕事を付けるパートナーシップ型の形態がほとんどです。
これに対し欧米ではジョブ型雇用と呼ばれる仕事に人をアサインする形態が一般的です。
パートナーシップ型雇用では簡単に首にならないというメリットはあるものの、一人で複数の業務をこなす必要がありマルチタスクに陥りがちです。
本来人間はシングルタスクしかできませんから、マルチタスクでは常に何かに追われているような気持ちになり「働きたくない」という気持ちに繋がっていきます。
他人の目的のために働いているから
資本主義において人は誰のために働いているのかというと企業のためになります。
労働者は企業の利益のために限界まで働かされるのです。
正確には労働者は下記2種類の労働をしています。
①必要労働 : 自分のために「給料分の価値」を生み出す労働
②剰余労働 : 企業のために「剰余価値」を生み出す労働
つまり給料分の価値を生み出した後は、ひたすら企業のために働く構造になっているのです。
必死に働いて得するのが自分ではなく企業なのですから、「働きたくない」と思って当然です。
このあたりの詳しい解説は下記記事を参考にしてみて下さい。
理想の仕事とのギャップがあるから
高学歴な人にありがちなのが、会社を決めるときにお金や知名度で選ぼうとすることです。
見栄とプライド、周りの目を気にしてブランド主義に陥る人があまりに多いです。
今現在「働きたくない」と感じている人の多くは、就活のときにこのような条件で選んだのではないでしょうか。
このような基準で仕事を選ぶと思ったような仕事生活は送れません。
仕事を決めるときに「仕事」そのものではなく、「会社の看板」を見て決めただけですから、いつか必ずギャップが生じて限界が来ます。
しかし、きちんと仕事内容を見て会社を選んだとしても想像と違ったということは多々あります。
説明会やOB訪問では基本的に会社の良い部分しか見えませんから、ギャップが生じるのは必然です。
「働きたくない」という毎日から解放される方法
「働きたくない」が甘えではなく正しい反応ということが確認できたところで、それに対する対処法を紹介します。
仕事を自分が好きか、得意かという軸で選んでみる
あなたは普段どんな業務を抱えていますか?
好きな仕事、得意な仕事は10%くらい、残りは嫌な仕事、苦手な仕事というケースが多いのではないでしょうか。
結論、好きな仕事、得意な仕事の割合を増やすことを常に意識しましょう。
自分の軸で生きる時間を増やすのです。
仕事に選択の余地なんてないよ!
そう思っている人が大半だと思います。
責任感の強い人は特にこの傾向が強く、常に自分の気持ちを押し殺しています。
しかしそれは思い込みであることが多いです。
私自身、数年前までは自分の気持ちを押し殺して苦手な仕事と日々格闘していました。
下記はそんな日々とおさらばするために私が思い切って実施した内容です。
・自分が苦手な仕事は他の人に振ってみる(意外とそれを得意としている人はいます)
・得意な仕事は率先して引き受ける
・上司との面談で自分の好きな仕事、得意な仕事を宣言する
苦手な仕事を他人に振るというのは初めのうちは心理的にかなりハードでした。
しかし実際は「自分の苦手」=「他の人も苦手」ではなく、意外とすんなりOKしてくれるケースが大半でした。
ただし頼んでばかりだとただの楽したがりだと思われてしまって当然ですから、自分が好きな仕事、得意な仕事は率先して引き受けるようにしましょう。
上司に自分の好き・得意な仕事を宣言するのも効果的です。
そうすると次第にあなたの職場でのキャラが確立していきます。
キャラが確立するというのは「あなたが得意とする仕事を職場内の人が認知している状態」のことを意味します。
この状態までいけば、振ってくる仕事は自然と好きな仕事・得意な仕事になっているはずです。
シングルタスクを意識する
マルチタスクは「働きたくない」という気持ちを加速させます。
仕事は常にシングルタスクを意識しましょう。
異なる種類の仕事が膨大にあったとしても次の方法でシングルタスク化することができます。
・その日すべき仕事は紙(orアプリ)の付箋に書き出す
・一つの仕事に取り掛かったら、それ以外の仕事はしない
・メールはチェックする時間を決める
共感できる人脈を作る
職場に一人でも自分の本心を話せる人はいますか?
いないならぜひ自分の考えや仕事へのいら立ちに「共感してくれる仲間」を見つけましょう。
たまには仕事の愚痴を言うのもアリだと思います。
一人でため込んでいると、まるで自分だけつらい思いをしている感覚に陥りやすいです。
仕事で腹の立つことがあっても、この人ならきっと共感してくれるだろうと思える人がいるとずいぶん気持ちが楽になります。
一人で良いのでそのような人脈を探してみて下さい。
部署の移動・転職を考える
上記のような方法を試しても気持ちが楽にならない場合も考えられます。
特に人間関係に問題を抱えているケースでは部署もしくは職場そのものを変える必要があるかもしれません。
30代、40代の方はいまさら転職なんて…
と思うかもしれませんが、定年が65歳から今後どんどん引き延ばされることを考えると、まだまだ折り返し地点にすら立っていません。
これからまだまだ長い期間働くのですから、「働きたい」と思える仕事を今のうちに見つけておく必要があります。
自分で稼ぐ方法を身に付ける
最後に紹介するのが自分で稼ぐ方法を身に付けるということです。
「働きたくない」という気持ちを持ったとしても、本業以外に稼ぎがあると精神的に楽です。
自分で稼ぐ方法としては次の3つが考えられます。
・スキルを活かして稼ぐ
・ブログアフィリエイトで稼ぐ
・投資で稼ぐ
それぞれの特徴をまとめると下記のようになります。
メリット | デメリット | |
スキルを活かして稼ぐ | 自分の得意なことを活かせる。 収益が比較的早く発生しやすい。 | スキルによっては全く稼げない場合もある。 |
ブログアフィリエイトで稼ぐ | 年間1万円程度の経費で始められる。 うまくいけば月収100万を稼げる。 | 収益が出るまでに半年以上かかるため挫折しやすい。 |
投資で稼ぐ | 株価の上昇局面では何もしなくてもお金が増える。 リーターンは青天井。 | 資産が短期間で半分になってしまうこともある。 |
スキルを活かして稼ぐ
あなたが下記のようなスキルを持っているならぜひそのスキルをお金に換えることを検討してみて下さい。
・イラストが描ける
・Webデザインができる
・動画編集ができる
・作曲ができる
・記事が書ける
・プログラミングができる
・パソコンの知識がある
・占いができる
・相談に乗るのが得意
・その他、人に教えられることがある
私がオススメするのがココナラというスキル販売サイトです。
取り扱うスキルのジャンルが広く誰でも気軽に出品することができます。
実際私もココナラを利用して毎月1~3万円ほどの収益を得ています。
スキル販売をする際の文章術は下記記事を参考にしてみて下さい。
ブログアフィリエイトで稼ぐ
ブログアフィリエイトとは、自分のブログ記事の中で商品を紹介して成約したときの紹介料をもらうビジネスです。
稼ぐブロガーになると月収100万円を超えることも珍しくありません。
しかしまとまった収益が発生するまでには最低半年間はかかるため、途中で挫折ししてしまう人が多いです。
しっかりと継続して続けられれば月1万円は稼げるようになりますから、文章が書くのが好きという方には非常におすすめです。
投資で稼ぐ
最後は投資で稼ぐ方法です。
まさにハイリスクハイリターンの世界です。
良い投資先を見つけてじっくり取り組めば、複利でお金が増えていくので大きく稼ぐことが出来ます。
また配当金が出る投資先も多数あり、投資による不労所得だけで生活している人もいます。
最近はFIRE(Finantial independence Retire Early)という、早期に経済的自立を達成して自由な生活を満喫するムーブメントが賑わいを見せており、投資界隈は賑わいを見せています。
「働きたくない」人にとっての最終的なゴールはまさにここではないでしょうか。
まとめ:「働きたくない」は甘えではない。気持ちを楽にする方法教えます。
いかがだったでしょうか。
「働きたくない」は決して甘えではないということと、その対処法は分かったでしょうか。
ここまでの内容をおさらいしておきます。
・自分が好き・得意な仕事を選んでみる
・シングルタスクを意識する
・共感できる人脈を作る
・部署の移動・転職を考える
自分で稼ぐ方法を身に付ける
初めは勇気がいるかもしれませんが、一歩踏み出すことで確実にあなたの生活は上向きます。
私が実際そうだったから。
ぜひ行動に移して思い切り楽しみましょう。