【書評】FIRE 最速で経済的自立を実現する方法 | 実践したい5つのポイント

ゆうすけ

どうも!2030年までにFIREを目指しているゆうすけです!

今回の記事ではFIRE 最速で経済的自立を実現する方法を読んで、実践すべきだと感じた5つのポイントをお伝えします。

著者:グラント・サバティエ
訳者:岩本正明
発売日:2019年12月30日
出版社:朝日新聞出版

結論から言うと、FIREを「最短」で達成するために必要な節約・投資・稼ぐ力に対して最適解を与えてくれる本です。

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とくに節約が苦手な私でも、やってみようと思える内容が盛りだくさんでした。

本書の要点は下記の通りです。

・副収入を増やして投資元本に手を付けずに生活できるようにしよう
・節約は未来の自由な時間を手に入れることと同じ
・確定拠出年金は必ず利用しよう

より具体的な内容と私の見解を解説していきます。

この本は次のような人におすすめです。

・最短でFIREを実現するための方法を知りたい
節約マインドがなかなか身につかない

FIREとは何か?

FIREとはFinancial Independence Retire Earlyの頭文字をとった造語で、日本語で言うと、「経済的自立と早期リタイア」になります。

FIREの考え方と基本戦略は以下のリンクにまとめていますので、参考にしてみてください。

この本を読んでやるべきと感じた5つのポイント

本書の内容として書かれていることから、とくに実践すべきと感じたポイントを私の意見を交えてまとめました。

本書はアメリカでの制度、経済等を前提に書かれていますから、日本でも実践できる内容に少し修正をかけています。

1.投資収益を取り崩すのは可能な限り先延ばしにする

投資で複利の力を最大限発揮するのは言うまでもなく、長い期間運用することです。

しかし頭では分かっていても、実践は意外と難しいです。

生活資金を捻出するために投資資産を売らざるを得ない状況が出てくるからです。

これに対して著者は不動産投資によるインカムゲイン(収益)から生活費を捻出することをすすめています。

日本でも不動産投資は人気があり、安定収益を得る方法としては確かに魅力的です。

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不動産投資はちょっと怖いという人におすすめの方法はある?


私がおすすめするのは、高配当ETFへの投資です。

特に米国ETFであるSPYD、VYM、HDV、VIGは配当利回りが高く高い収益を期待できます。

まとめると、FIREまでの道のりを加速させるには投資元本には手を付けない。

高配当投資で生活費を補うことでその成功確率は上がるということです。

2.副収入を作ってFIREに必要な金額を下げる

FIREの基本戦略は「生活資金の25倍の資金を作って年4%ずつ取り崩す」です。

しかし副収入を作ることで必要資金を25倍から減らすことが出来ます。

例えば年間の生活費が400万円の人はFIREに1億円が必要です。

ここでもし年間100万円の副収入があれば取り崩し金額は300万円で済みます。

従って必要な資金は300万円×25倍=7500万円に圧縮することができます。

また副収入を増やすことは投資への入金力を高めることにもなりますから、一石二鳥です。

副収入を増やす方法は「ココナラ」など今はたくさんありますので、チャレンジすることを強くすすめます。

3.節約は未来の自由な時間を買うことだと理解する

続いては節約の話です。

私は節約が大の苦手で自販機でコーヒーを買うのが日課となっていました。

ついつい小さな出費だから気にせず買ってしまいますよね。。

つい買ってしまうくせを修正するのに本書の考え方がとても参考になりました。

①ものを買うときには自分がそれを稼ぐのにどれくらい働く必要があるのかを把握する。
②それを買わないということはその分働かなくて済む未来の時間を手に入れるということ。

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具体的にはどういうこと?

具体的に私は毎日150円のコーヒーを2本=300円買っていました。

1か月にすると6000円です。時給で割ると4時間ほどになります。

つまりコーヒーをやめる、もしくは家で淹れることで毎月4時間ほど働かなくて良い時間を手に入れられるのです。

1年間にすると48時間ですからまる2日手に入れたようなものです。

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もしコーヒー代を投資に回したら、もっと自由な時間が手に入るよね?

その通りです。もしコーヒーに使っていた金額を貯めて、毎年年間7%の複利で運用したらどうなるでしょうか。

1年間のコーヒー代は72000円でこれを10年運用すると144000円(時給で割ると96時間=4日)になります。

つまりコーヒーを1年我慢して投資に回すと自由な時間が4日手に入ります。

コーヒーだけだと大した日数にはならないかもしれませんが、他にも積み重ねていけばかなりの日数になるはずです。

複利計算を簡単にする方法!
ここで本書に登場する「72の法則」を紹介します。

72の法則とは投資金額が2倍になるまでにどれくらい時間がかかるかを一瞬で計算する方法です。

投資金額が年間7%で増えるとすると、72÷7=10.3となり約10年で2倍になることが計算できます。

私はものが欲しくなった時は、時給で割ることと72の法則を使うことで、それを我慢することで将来の自由な時間をいくら手に入れることが出来るのかということを考えることで確実に出費が減りました。

ぜひ参考にしてみてください。

4.投資ポートフォリオは年4回リバランスする

投資ポートフォリオは基本的にほったらかしで良いですが、年4回(最低でも1回は)リバランスをしましょう。

リバランスとは資産を売る、もしくは買い付けを調整することで資産配分を当初の比率に戻すことです。

リバランスをするということは、値上がりして含み益の出た銘柄を売って、値下がりして割安になった銘柄を買うことになるため、効率も大変良いです。

銘柄を売るときはできるだけ課税口座のものから売るようにしましょう。途中で売る銘柄は最終的な含み益が小さく税金も押さえられるからです。

非課税口座の銘柄は売ることは極力さけて複利の力を最大限発揮しましょう。

また、銘柄売らずにリバランスすることもできます。

次回買い付けで値上がりした銘柄の購入金額を減らし、値下がりした銘柄の購入金額を増やすのです。

こちらの方が課税を防ぎ、かつ複利の効果を最大限得られるのでおすすめです。

5.確定拠出年金がある人はマストで加入する

最後に確定拠出年金の制度がある場合は確実に入りましょうという話です。

確定拠出年金は毎月個人が拠出する金額と同額を会社が負担して拠出してくれる制度です。

つまり拠出した時点で運用益が+100%になるのです。

しかも拠出額については非課税になるので入らない理由がないくらいの制度です。

会社の福利厚生を確認して、この制度があれば確実に満額拠出しましょう。

まとめ:FIRE 最速で経済的自立を実現する方法

本書FIRE 最速で経済的自立を実現する方法はFIRE達成に欠かすことのできない、投資・節約・稼ぐという点を加速させる方法が具体的に書かれている本です。

ぜひ本書を読んで、経済的自由を早期に手に入れて下さい。

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